近年、歯科医学の進歩により、さまざまな分野で日々新しい技術や材料が開発されています。入れ歯の分野におきましても、歯科医のテクニック・材料・技工師のテクニックなど常に新しく変化しています。
「フィット・テクノロジー」を応用した「ピッタリくっついて、動かない・咬める」入れ歯をご紹介したいとおもいます。
患者様の要望も多岐にわたっており、「ゴージャス」「薄く・軽く」「歯を白くしたい」「針金が気になる」「入れ歯とばれないようにしたい」「柔らかいクッションが欲しい」「硬いものでも咬みたい」などを、特殊な技術・素材で実現できるようになりました。
入れ歯の種類が多くなるに伴って、患者様は「どれを選択すればいいのか?」を検討することになります。それぞれの特徴的な性質と素材や金額を知るために活用していただけると幸いです。
①「金の入れ歯」 | ゴージャス |
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②「チタンの入れ歯」 | 最も薄く軽い |
③「キレイデス」 | 針金が見えない |
④「白い歯 自然な歯」 | 漂白色や自然な透明感の歯 |
⑤「エステティック・デンチャー」 | 歯肉の色を自然に |
⑥「ピタットン」 | クッションでくっつく |
⑦「インプラント・デンチャー」 | 一番 咬める |
最高級の入れ歯。73%金含有のプレートを口蓋部に使用しています。
使用している金属は、石福金属興業のPGA-73PZで、美しい黄金色・金属床に適した強度・パラジウムフリーの白金加金合金。毎日取り外すたびに、最高のステータスを感じることができるでしょう。このモデルは、奥歯に咬める人工歯「ブレード・ティース・ゴールドタイプ」を使用しています。また、前歯に「白い歯」オパール・デンチャーの漂白色FW-5を使用しています。
誰をも魅了する金を使用した入れ歯を身に着けることで、自分に自信をもつことができます。将来的に、介護施設に入所されても、入れ歯は使用します。食事の後に外して洗うたびに、金の輝きはあなたを明るい気持ちにしてくれます。
もし、この世を去っても、葬儀の遺品に金の入れ歯があれば、皆さんの記憶に残るでしょう。また、仏壇に飾ってもらえれば、親せきが集まるたびに「金の入れ歯」のおばあさんがいたことが語り継がれるでしょう。
Q 重さは、どの位ですか?
A 金合金を約20グラム使用するので、通常より重くなります。
金属床の重さの約2倍。
Q 入れ歯がゆるくなったら、しめることはできますか?
A リベース(しめる)できます。
Q 回数は、何回かかりますか?
A 通常と同じ、4~5回です。
Q 何でも咬めますか?
A プレートを金合金にしても、咬む力には関係ありません。
Q 一生使えますか?
A 95才~亡くなるまでは、入れ歯を使っていない方が多いです。
Q 欠点は?
A 通常より非常に重く感じます。上の入れ歯が重さで落ちやすいです。
最も軽い入れ歯。薄さ0.5ミリは、上顎の入れ歯特有の違和感を軽減します。
口蓋部がチタンでできているので、割れにくく、薄いのに耐久性があります。
熱伝導性にも優れ、熱い・冷たいという感覚も伝わってきます。チタン合金は、生体親和性に優れているので、金属アレルギーのある方でもご使用いただけます。
※写真のモデルは、ブレード・ティース・ノーマルタイプが付属しているので、本体価格+50,000円(税別)となります。
Q 入れ歯がゆるくなったら、しめることはできますか?
A リベース(しめる)できます。
Q 回数は、何回かかりますか?
A 通常と同じ、4~5回です。チタンプレートを作成するのに数週間かかります。
Q 何でも咬めますか?
A プレートをチタン合金にしても、咬む力には関係ありません。
Q 一生使えますか?
A 95才~亡くなるまでは、入れ歯を使わなくなる場合があります。
Q 欠点は?
A 最も軽く、最も薄いですが、全く違和感がないというのは不可能です。
クラスプレス(針金がない)ので、部分入れ歯特有のしゃべるときに針金が見えるのを、気にせずに済みます。大きく笑っても、入れ歯とバレません。
ソフトな素材のクラスプ(残りの歯に引っ掛ける部分)は、パチンと入り、入れ歯をしっかりと維持します。絶妙の柔らかい素材は、咬むときも微妙にたわみ、従来の保険の入れ歯より咬みやすくなります。咬んだ時のカチカチという音も少なくなります。
材質の向上により、色の脱色がなくなり、耐久性が大幅に増しています。ほとんど通常の使用で割れることはありません。さらに、重さもかなり軽く感じます。
しっかりと型を採って作成された、『キレイデス』は、すき間に食べかすが入りにくく非常に快適です。
インプラントを検討して、外科手術が怖い・価格が高いので他に方法がないか?といったケースは、特におすすめします。(九州内で1万症例を突破するほど、皆さんに選ばれています。)
通常、両側設計(歯がない側ではなく、歯がある側の奥まで入れ歯を伸ばし、大きく違和感がある症例)を、片側で作ることができると大きさが半分くらいになり、違和感が少なくなります。
(567欠損や4567欠損を小さく作成できます)
Q 入れ歯がゆるくなったら、しめることはできますか?
A リベース(しめる)できます。
Q 回数は、何回かかりますか?
A 通常と同じ、4~5回です。熊本に郵送するので数週間かかります。
Q 何でも咬めますか?
A 入れ歯が若干たわむことによって、通常の入れ歯より咬めます。
すき間に物がつまりにくいです。
Q 残っている歯が抜けたら、修理できますか?
A 修理できます。10日ほどお預かり致します。
Q 欠点は?
A 欠点が少ない入れ歯ですが、全く違和感がないというのは不可能です。
また、修理の際、お預かりすること多く(10日前後)、その間、保険の入れ歯を予備に持っておかれたほうがいいとおもいます。
Q 前歯をセラミックの陶歯にできますか?
A はずれやすく、おすすめできません。
Q 歯ぐきの色を本物そっくりに変更できますか?
A 特殊な素材であり、おすすめできません。
レジン歯
ゼンオパール(FW5 漂白色)
明るく白い歯を使用。通常の日本人はA3という歯の色を使いますが、漂白色FW5という特殊な真っ白い歯を前歯に使用します。
「どんな人が、若く見えますか?」という調査で、「元気な人・性格が明るい・表情豊か・よく笑う人・姿勢のいい人」などがあります。
歯の色を白くすることで、笑顔に自信がもて、若く見られる可能性があります。
奥歯も、A‐1(通常はA‐3)というワンランク明るい歯を使用します。
陶歯(セラミック)
本物そっくりな人工歯です。セラミック特有の透明感があります。
着色変色は、ありません。白すぎるのがいやで、より自然な雰囲気をお求めされるかたに、また、入れ歯とばれたくないかたにオススメです。
Q 変色・着色しますか?
A 5年ほどで徐々に着色しますが、入れ歯洗浄剤に定期的につけておくと着色を防げます。(陶歯は変色しません)
Q 回数は、何回かかりますか?
A 通常と同じ、4~5回です。特に難しい作業は必要としません。
Q 何でも咬めますか?
A 白い人工歯を使用しますが、咬むことについては通常の入れ歯と同じです。
Q 部分入れ歯でもできますか?
A できます。残っている歯の色もできるだけ白くする必要があります。
Q 入れ歯の本体は、保険外ですか?
A 保険外です。「金の入れ歯」「チタンの入れ歯」「金属床」「キレイデス」など保険外の入れ歯からお選びください。
Q 欠点は?
A 特にありませんが、陶歯は咬んだ時に「カチカチ」と耳につく音がします。神経質なかたはご遠慮ください。
1,500円×6本=9,000円(税別)
1,500円×28本=42,000円(税別)
歯ぐきの色をリアルに再現しました。キャラクタライズされた歯ぐきは、自然で違和感を与えません。通常の入れ歯では、歯ぐきの色は単色で、近くで見ると入れ歯であることがわかってしまいます。微妙な歯ぐきの色や血管を再現することにより、本物の歯ぐきと区別がつかないほどです。
歯ぐきの色をリアルに再現することにより、今まで入れ歯のことが気になって笑えなかった方は、大きく笑うことができるようになります。笑うことは、表情を明るくし若く見える効果もあります。
歯を陶歯(セラミック)にするとより自然な色合いになります。
(写真の症例は、レジン歯です)
Q どうやって、色をあわせるんですか?
A 口の中の写真を撮影して、データをもとに再現します。
Q 入れ歯がゆるくなったら、しめることはできますか?
A リベース(しめる)できます。
Q 回数は、何回かかりますか?
A 通常と同じ、4~5回です。熊本に郵送するので数週間かかります。
Q 変色・着色はありますか?
A 経年的な変化・劣化はありますが、入れ歯洗浄剤を使用することで防止することができます。
Q 部分入れ歯でも、歯ぐきの色をリアルにできますか?
A 可能です。
Q 残っている歯が抜けた場合、修理できますか?
A 修理できます。10日ほどお預かりいたします。
Q 入れ歯の本体は、保険外ですか?
A 保険外です。「金の入れ歯」「チタンの入れ歯」「金属床」など保険外の入れ歯からお選びください。
※写真の症例は、歯並びをあえて少し崩すことにより、自然な歯並びを再現しています。(個性的配列:価格 60,000円 上下 税別)
やわらかクッション+吸盤のような吸着。やわらかいクッションを入れ歯にうすくくっつけることで、痛みを和らげる効果があります。このクッションがすき間を埋めることによって、下の入れ歯を吸盤のように吸い付ける役目を果たします。まさに、一石二鳥です。
数年前までは、素材そのものが1年で劣化したり、貼り付けた部分がはがれたりして、1年ももたないことがよくありました。現在、素材の向上によりメーカーは、3年はもつことを保証しています。
「痛くない・くっつく・咬める・食べかすが入りにくい」さまざまな効果があり、ご高齢の方で、入れ歯を何回調整しても、痛みが取れない方におすすめします。
Q 入れ歯がゆるくなったら、しめることはできますか?
A リベース(しめる)できます。有料、50,000円です。
Q 何年くらいもちますか?
A 3年以上もちます。
Q 入れ歯は、保険外ですか?
A クッションのみで50,000円です。入れ歯は、「金の入れ歯」「チタンの入れ歯」「金属床」など保険外のものからお選びください。
Q 上の入れ歯もできますか?
A できますが、特に下の入れ歯に使用したほうが効果的です。
Q 何回くらいかかりますか?
A 通常どおり4~5回かけて入れ歯を作成したあとに、2週間ほどあずかります。
100,000円+50,000円=150,000円(税別)
アンキロス・シンコーン・システム(ドイツ製)
インプラントで入れ歯を固定する。入れ歯が浮き上がらない、沈まないから何でも咬める。2~4本のインプラントは、顎と強固に結合し金合金で作成されたシンコーンキャップは、インプラントと入れ歯をしっかり固定。
入れ歯なので、取り外し可能です。すべてをインプラントにすると6本~8本必要で250万円ほどかかります。本数を減らして、可撤式にすることで金額を抑えることができます。
Q インプラント2本と4本どちらがよいでしょうか?
A 4本のほうがしっかり固定できます。下顎の場合、まず2本植えてご使用いただき後日、追加する場合もあります。
Q どのくらい咬めますか?
A 通常を100としたとき、80%以上といわれます。ほぼ、何でも食べれるようです。
Q すき間にものがつまりますか?
A できるだけつまりにくいように作成しますが、完全ではありません。
Q 注意点は?
A インプラントも通常の歯と同じようにしっかりハミガキしてください。
定期的にメインテナンスを受けてください。